1900年代初頭に輸入され始め1970年代に高速シンカー編み機が開発され大量生産、大量消費の時代が訪れたこともあり高速シンカーの約1/20ほどしか編めない吊り編み機はメーカーも生産を終了しほとんど姿を消しました。
機械の生産終了からおよそ50年和歌山に吊り編み機で網み立てを続ける工場があります。
吊り編み機は生産効率では高速シンカー編み機に遠く及びませんが編む時に余計な力を糸にかけず、編みあがった生地もシンカー編み機のように強制的に巻き取ることをしません。
その為編み上がった生地は手編みのような温もり、シンカー編み機で編まれた生地にはない風合いがありその特性を長く保ちます。
糸の太さや編み立てによって風合いや生地のあがりが全く違ってくるんですが糸はボーダー生地の為、単糸で編みたてると斜行が強いのでボーダーには不向きな為、双糸を使用
今年の糸は今までの30番手から少し糸を太くし24番手に、度目は今までよりやや甘めに編み立ててもらってます(それでもかなり詰めている方です)。
しっかりと編み立てる理由としてはしっかりとした糸、生地でないとせっかくの藍の色の変化を楽しむ前に生地が弱りTシャツが潰れてしまうからです。
その為編みあがる生地のm数は短くなりますがシッカリとした長く着用頂ける生地に編み立てております。
しっかりと編み立ててはおりますがラフィコットンのムラ感ある糸のおかげで着心地よい生地に編みあがっております。
今まで以上にふっくらとした生地に上がってきました。
生で触れていただき出来れば着て生地の風合い、変化を味わっていただきたい生地です。
