2017年05月19日

吊り編み機

昨日はお店が休みでしたのでT-Shirtsの生地を編んでもらっている和歌山県の工場へ。

世界でも少ない吊り編み機で生地を作り続けている工場さん

1900年初め頃に輸入され始めた編み機ですが戦争ですべて鉄砲の弾などに溶かして使われました。

戦後新たに編み機をそろえて工場を再開されてそうです。

50年以上前の機械が並び生地が時間をかけて編まれていく光景は圧巻(残念ながら工場内の撮影禁止)

今年の生地はこの編み機でこうこう、こういう風に編みましたなど説明を受けながら工場内を見学

ひとつ去年から気になっていた事がありました。

10倍、それ以上の速さで生地が編める高速のシンカー編み機が作られるようになった1970年代、大量生産、大量消費の時代になぜ吊り編み機で生地を編み続けたのかという事を聞きたいなと思ってました。


その事を聞いてみると、

当時先代の社長が高速シンカーで編み上がった生地をみてこら生地ちゃうな、と言ったそうです。

それが天竺だったのか裏毛だったのかは分かりませんが吊り機は止めないと、

シンカー編み機も取り入れはするけども吊り機で編む事を続けてこれたそうです。

高速シンカー編み機が開発され当初はシンカー編み機で編んだ生地の方が高く取引された為ほとんどのニット屋さんは吊り編み機からシンカー編み機へ機械をチェンジ

そら早く編めてなお且つ高く売れるならそうするでしょう。

が古くて遅くてなお且つ安い吊り編み機を動かし続けた職人の人達とそれを決断した社長

理由はただひとつ物が、質が、違うから。



そんな吊り編み機で今年も編んでいただきました。

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9cmの極太ピッチに
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今年は極太ピッチの本藍の雰囲気をさらに生かすべくラフィーコットンを使用

編みあがりでもすでに生地感良すぎです。
P5178774.JPG






本藍染、吊り編み機、やっと今年も生地まで辿り着けました。







只今サンプル作成中ですので5月末には実際手にとって見ていただけるかと思います。









店頭には6月中旬〜末に並ぶ予定です。
















それではまた

posted by take at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする